当マンション管理組合は役員任期を2年とし、新旧役員で1年間のオーバーラップ期間を設けるなどの工夫をしているものの、概ね10年毎の輪番制となっているため個人の目線としてはやや一過性的な側面があり、活動の継続性、ノウハウの継承や発展という面では十分でないというのが実状だと思います。
そんな中、管理士(マンション管理支援協会)の方々が過去の活動状況、経緯を適切に管理し、都度情報の提供や助言等のサポートをしていただくことは大変大きな助けとなり、また必要不可欠であることを実感しました。
私の在任期間であったここ2年間を振り返りますと、なんといっても大規模修繕工事という大きなイベントがあり、その対応に追われましたが管理士の方々よる、前回対応時の情報提供や助言等によって、想定外の事象についても都度意思決定が可能となりました。コンサル会社、施工会社との調整も円滑に行っていただき、大きな問題もなく完了することができたと思っております。
また月々の定例会実施支援、日々の住民相談対応、清掃業務の新規請負等、期待以上の対応をいただき大変感謝しております。
さて今後近々の組合活動ですが、当マンションも老朽化が進む中今回の大規模改修からは外した改修箇所(例えば玄関扉、サッシ等)や、住民より声が寄せられている排水管の維持管理、敷地内の樹木の剪定等や撤去等への対応が必要となってくると思います。
冒頭の繰り返しとなってしまいますが、マンション管理には大小さまざまな課題があり、かつ短期間での解決が難しいものも少なくなく、役員の交代によってそれまでの成果がリセットされたり、課題そのものが置き忘れられたりということが往々にして起こると考えます。
重要なのは役員間(住民間)で、常に課題を整理&共有し、具体的な対策の実行、改善状況の確認を継続的に行っていくことだと思います
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今後もこうした活動に対しサポートをお願いできればと考えております。
以上